聴覚障がいがある僕が、“遠慮”をやめて人生が変わった話

今からお伝えする話は

聴覚障がいがあることで
「伝えられない」「頼めない」まま
損をし続けた僕が

勇気を出して、
これまで関わってきた人に
本音を伝えたことで、

周りとの理解と環境が少しずつ変わり、

遠慮せずに生きられるようになった

そのすべての過程をまとめた
リアルなストーリーです



初めまして、しょうです!

まずは僕のブログを見てくださりありがとうございます!





現在21歳
埼玉県在住で、大学生しています!

趣味は写真撮影。
景色や人を中心に、日常の一瞬を美しく、エモく切り取って残すのが好きです笑


いきなりですが、僕には聴覚障がいがあります。
それも生まれつきで、僕が生まれた世界は音のない世界でした。

幼い頃から一般学校とろう学校、両方の環境を経験しながら育ってきました。
聞こえないことで悩み、傷つき、自分の気持ちを伝えることが怖くなった時期もありました。

それでも、
「このまま逃げたくない」
そう思い、一般大学への進学を決意。

大学では、
聞き返すことすら怖くなったり、
“わかったふり”をしてしまったり、
何度も壁にぶつかりました。

そんな中で、
本気で向き合ってくれる人との出会いが、
少しずつ僕を変えていきました。

この文章では、

・聞こえないことで感じてきた悩み
・一般学校、ろう学校、大学での経験
・「伝えること」への葛藤
・そして少しずつ変わっていった自分自身

について、実体験をもとに書いています。

同じように悩んでいる人や、
聴覚障がいについて知りたいと思ってくれた人に、
少しでも何か届けば嬉しいです!

言えないまま過ごした僕が、変わると決めるまで

遡ること、約21年前。

僕は耳の聞こえない”聴覚障がい者”としてこの世に生まれました。

最初は同じ障がいがある子どもが集まる
ろう学校に通うことを検討していました。

しかし、一般の学校で実際に聞く機会を増やすことで
将来少しでも困らないのではと親に判断され、
幼稚園の年中から一般の学校に通うようになりました。

そこから小学校も
一般の学校に通い続けました。

小学校5年生になると、こんなことが増えてきました。


・先生の連絡が十分に把握できない

・友達の話していることが聞こえない

・音楽の授業で笑われる

最初は全部気のせいだと思っていました。
だっていつも通り生活していただけだから。

でもそこから周りの対応が
冷たくなってきたように感じたんです。

聞き返したら

「ちゃんと聞けよ」
「自分で何とかしろよ」

そこから僕はどうすればいいのか
わからなくなってきました。

「わからないから聞いているだけなのに、、」

ただその気持ちだけでした。

中学校に上がるタイミングで
母からこう言われました。

「ろう学校に戻ってみる?」

僕はろう学校の記憶はほとんどなく、
手話もほとんど忘れていました。

そこから見学に行ってみたり、
授業に参加してみたり、

どっちがいいのかわからないけど、、

ろう学校に戻る選択をしました。

最初は不安でしたが、
“自分と同じ”というだけで

少しずつ慣れて、
毎日が楽しく


自分の居場所はここなんだ!


と思えるようになりました。





そうして約5年間をろう学校で過ごし、
高3になり、進路を考える時期になりました。

一般大学に進むのか、同じ障がいがある人たちが集まる大学に進むのか、
学びたい内容、学費、場所など迷う要素はたくさんありました。

でも僕が気にしていたのは、

小学生時代の不安とトラウマでした。

「聞こえなかったらどうしよう」
「またちゃんと聞いてないって勘違いされたら、、」
「一人ぼっちになったら、、」

そんなことばかり考えていました。

その一方で、
「このままでいいのかな、」
「いつまでもこの環境でいられるわけじゃないし、、」
「僕が一番やりたいことは一般大学じゃないとできないし、、」

そんな思いもありました。

でも思ったんです。

自分の行きたいところが決まっているのに、
不安やトラウマを避けたいがために諦めていいのかと。


失敗してもいい、ここで諦めたら一生後悔する。


そう思い、一般大学を目指すことを決めました。



正直、不安は大きかったです。
これまでとは全く違う環境に入ることになる。

「自分はやっていけるのか」

そんな気持ちはずっとありました。

それでも、逃げずに挑戦したいと思い、
受験勉強に打ち込みました。

受験勉強をしている間も、
不安やこれまでの経験が頭をよぎることは何度もありました。

「また同じようにうまくいかないんじゃないか」
そんな考えが浮かぶこともありました。

そのたびに悩み、考え、
それでも諦めずに、ただ目標に向かって勉強を続けました。


そして迎えた、高校3年生の12月。
合否発表の日がやってきました。

結果は――

合格でした。

努力が報われた瞬間でした。

一般大学への進学が決まった。

本来なら嬉しいはずなのに、
同時に大きな不安も込み上げてきました。

「本当に大丈夫かな」

そんな気持ちが、ずっと心の中にありました。

それでも、高校の先生方が
手厚くサポートしてくれたおかげで、

不安が0になることはなかったものの、
少しずつ前向きに考えられるようになっていきました。

そうして大学に入学し、
オリエンテーションで初めてクラスの人たちと会いました。

何人かは理解を示してくれて、
話しやすいと感じる人もいました。

でも同時に、
強く感じたことがありました。

思っていた以上に、周りの会話が聞き取れない。

「こんなに違うんだ」

そう感じました。

聞こえることが当たり前の世界。
会話のスピードも、情報の伝わり方も、

これまでとはまるで別世界でした。

その中で僕は、
どうすればいいのか分からず、

ただ、周りに合わせることしかできませんでした。

伝えられない怖さと、変わらない現実

大学のオリエンテーションで、
初めてみんなの前に立ちました。

そこで僕は、

・自分の障がいのこと
・どうしてほしいのか

を簡単に伝えました。

否定的な意見はなく、
むしろ「理解してくれている」
そんな雰囲気でした。

「これならうまくいくかもしれない」
そう思いました。

でも現実は違いました。

大学生活に慣れてきた頃、
友達と話しているときに

聞こえない、聞き取れない場面があっても

「もう1回言って」
「今何の話?」

その一言が、どうしても言えませんでした。

たった一言なのに、
とても重くて、とても怖い。

言ったら迷惑かもしれない、
空気を壊してしまうかもしれない、

そんなことになったら、
また“あの時”みたいになるんじゃないか。

そんな考えばかりが頭に浮かんで、
結局、何も言えないままでした。

本当なら必要なはずの情報保障も、
自分からお願いすることができませんでした。

その結果、

話が分からないまま終わる、
分かったふりしてやり過ごす、

本当は、心から笑いたい。
みんなとちゃんと話したい。

それなのに、聞き返せない。

そんなことが何度もありました。

そしてふと思いました。

「あれ、これ損してるの僕だけじゃん。」

気づいたんです。

損をしているのは、
いつも自分だけだということに。

このまま何も言えずに過ごしていたら、
きっとこの先もずっと変わらない。

そう思ったとき、
怖さはありましたが、決めました。

――ちゃんと伝えよう――

いきなり全部は無理でもいい。

少しずつでいいから、

・自分の状況
・困っていること
・お願いしたいこと

を伝えていこう。

嫌な顔されてもいい。
これ以上損をするのは、もう嫌だ。

そう思い、
勇気を出して伝えてみました。


「実はあまり聞こえていないこと」
「こうしてもらえると助かること」
「手話や筆談も使ってほしいこと」

でも、うまくはいきませんでした。

その場では「わかった」と言ってくれても、
時間が経つと忘れられてしまう

そしてまた、同じ状況に戻る。

その繰り返しでした。

やっぱりどこかで遠慮してしまう自分がいて、
強く言い切ることができない。

次第に疲れてしまいました。

「結局、自分が我慢すればいいや」
「自分が耐えればいいだけの話だ」

そう思うようになっていました。

本当は、何も悪いことなんてしていないのに。

そして、
そんなふうに考えてしまう自分自身にも、 少しずつ嫌気がさしていました。

初めて“本気で向き合ってくれた人”との出会い

そんな日々を過ごしている中で、
大学で信頼していたSさんと、
一緒に飲みに行く機会がありました。

前から他の人と比べて理解があると感じていて、
その日も、いつも通り遊びに行くような感覚でした。

でも心の中では、
「今の悩みを話したら、ちゃんと聞いてくれるかな…」
そんな不安もありました。

それでも、藁にもすがる思いで、
Sさんに相談してみることにしました。

僕が伝えたのは、

・ちゃんと伝えようと決めたこと
・でも、みんなその場では「わかった」と言うだけで、続かないこと
・本当は手話や筆談も使ってほしいこと

今までよりも一歩踏み込んで、
自分の気持ちを正直に伝えました。

正直、怖かったです。

「どうせまた忘れられるかもしれない」
そう思っていたからです。

でもSさんは違いました。

ちゃんと真摯に向き合ってくれて、
最後までしっかり話を聞いてくれました。

それだけじゃなく、
その日だけで終わらなかったんです。

飲みに行ったあとも、
ずっと気にかけてくれて、

「今、聞こえてる?」
「さっきの話、わかった?」

と声をかけてくれました。

その一つ一つの行動が、
本当に嬉しかったんです。

もちろん、すべてが完璧に聞こえるわけではありません。

それでも、
“気にかけてくれている”という事実が、
何よりも大きな支えでした。

そしてさらに驚いたのは、

Sさんが手話まで覚えようとしてくれたことです。

「信じられない…」

そう思うことしかできませんでした。

これまでも、他の友達と似たような場面はありました。
でも、長く続かなかったり、
その場限りで終わることがほとんどでした。

そんな中で、
継続して関わってくれたのは、Sさんが初めてでした。

「どうせまた…」と期待してなかった
自分が、恥ずかしくなりました。

伝えれば、関係は変わると知った瞬間

こんなに理解してくれる人が、
すぐ近くにいたのに、

今まで気づけなかったんだと感じました。

そのときの気持ちは、
言葉にするのが難しいくらい、

ただただ、嬉しくて、
そして安心したのを覚えています。


これまでの僕の中では、

「聞こえることが当たり前の世界では、理解してもらうのは難しい」

そんな考えが、当たり前になっていました。

だからこそ、
どこかで最初から諦めてしまっていた部分も
あったんだと思います。

でも、その考えが、
少しずつ変わり始めました。

「もしかしたら、伝え方や関わり方次第で、ちゃんと理解してもらえるのかもしれない」

そう思えるようになったんです。

そしてこのとき初めて、
心からこう思いました。

「ちゃんと伝えれば、向き合ってくれる人はいる」

「人は変わるし、関係も変わるんだ」

今までは、どこかで
「どうせ無理だ」と決めつけていた自分がいました。

でも、それは違ったのです。

本気で伝えたとき、
本気で向き合ってくれる人は、ちゃんといる。

そう思えたことで、ほんの少しですが、
自分の見え方が変わった気がしました。

大きな変化ではないかもしれません。

でも、この小さな成功体験が、
これからの自分にとって、

大きな一歩になったのは間違いありません。

少しずつ、伝えられる自分へ

そこから、少しずつですが
周りの人たちにも変化が広がっていきました。

Sさんの協力もあって、
手話を一緒に広めてくれたり、
僕が言い出しにくいことを代わりに伝えてくれたりと、

一人では難しかったことも、
少しずつ前に進んでいきました。

そして何より、
自分自身にも変化がありました。

前よりも、少しだけ堂々と、
「もう一回いい?」と聞き返せるようになってきたんです。

ほんの小さな変化かもしれません。

でも、
これまでの自分にとっては、大きな変化でした。

この経験を通して、
自分の中でひとつの考え方が大きく変わりました。

それは、

「自分に必要なことを伝えるのは、わがままではない」

ということです。

これまでは、
遠慮して何も言わないことが
周りのためだと思っていました。

でも実際は、
それによって苦しんでいたのは、自分自身でした。

逆に、
ちゃんと伝えることで、

すぐにすべてが変わるわけではなくても、
少しずつ状況は変わっていく。

そう実感できるようになりました。

完璧じゃなくていい。
最初からうまくできなくてもいい。

少しずつでいいから、伝え続けていけばいい。

そう思えるようになってから、 気持ちが少しずつ楽になっていきました。

次はあなたの番です

もし今、

「伝えたいけど伝えられない」
「遠慮してしまう」

そんな悩みを持っているなら、
その気持ちは本当によくわかります。

僕もずっとそうでした。

でも、少し、ほんの少しだけでいいんです。

少しだけ勇気を出して、
一歩踏み出してみてほしいです。

必要なことは、ちゃんと伝えていい。

遠慮なんてする必要ない。

僕もまだまだ途中ですが、
同じように悩んでいる人の力になれたら嬉しいです。






ここまで読んでいただき、ありがとうございます!!

もし、
「どうやって伝えればいいかわからない、、」

そんな悩みがあれば、気軽に相談してください。

一緒に考えていきましょう。





ここまで読んでいただき、ありがとうございます!

もし「どうやって伝えればいいかわからない」など、
悩みがあれば、気軽に相談してください。

一緒に考えていけたら嬉しいです!


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